実務経験3年で人生初の転職
自身の経歴
- 24歳
- 小学5年生からプログラミング
- 高校の頃にハッカソン、ものづくりコンテストに出場
- 20単位を落としながらもなんとか大学を卒業
- 半年間アルバイト雇用でエンジニア
- 自社開発のWebエンジニアとして2年半勤務
- 情報系の資格はITパスポートのみ
- 前職ではPHPがメイン
- 好きな言語はTypeScript
- 好きなFWはReact
大学に入学した当初は情報系の仕事につければいいやと思っていましたが、 3年生の頃のWebアプリケーションを作る講義でWeb系の楽しさを知り、Web業界のエンジニアになることを決意。
就職活動は大学2年生からはじめ、大学3年生の頃には1年早く会社説明会に参加していました。
その結果、「ここだ」という企業を一社に決めて対策を開始。
大学4年生の頃はその会社に受かることだけを考え、他の企業の説明会や選考には参加せず、対策を行いました。
それが前職です。
転職理由
前職では社内システムの新規構築を全工程一人で担当したりと、大きな裁量のもと仕事をしていました。(上司の方々には感謝です)
人間関係もよく、居心地もとても良かったです。
そんな前職をなぜ転職しようと思ったのか、改めて考えてみました。
- より新しい技術や開発手法に触れ、自分のスキルを高めたい
- 品質向上のためにテストコードを書く環境で働きたい
主に大きくはこの2つです。
会社組織に対する不満は一切なく、今後のキャリアを考えた際に転職すべきと判断しました。
企業の選定基準
2023年の夏、当時は「転職も視野に入れたほうがいいのかな?」という温度感でした。
Notionのメモ帳に当時の選定基準が残っていのでざっくりまとめると以下の通り。
- 東京でフルリモートが可能
- 年収が500万円以上
- 自社開発企業
- ReactまたはNext.jsを採用している
- 静的型付け言語(Java、Kotlin、Go、TypeScript)を採用している
- テストコードを書く文化が根付いている
- 10人以下のエンジニアチーム
「企業理念に共感できるか」、「事業に興味を持てるか」も勿論重要でしたが、
あくまでもエンジニアとして転職をするので、技術面を第一に考えました。
アクション
2023年の秋、何事にも言えますが、自分が動かなければ何も始まりません。
アクションは以下の2つ。
- GreenとForkwellに登録
- ポートフォリオサイトの作成
特にエンジニアとしては、「こんなことができますよ!」をアピールする場はとても大切です。
私自身遊び要素をいれるのが好きなので、ちょっと変わったポートフォリオを作ることを決意。
当時作成したポートフォリオサイトはこちら
それ以外は何もしていません。
「転職したい」という温度感ではなかったので自分から求人に応募することはせずに、「スカウトが来たらいいな」程度で考えていました。
結果
- スカウト:約30社
- カジュアル面談:6社
- 書類選考:3社
- 1次選考落ち:1社
- 内定:2社
アクションを起こしてから転職までちょうど1年。
社名は控えますが有名な大手Sler、外資系、メガベンチャーからもスカウトの連絡をいただくことができましたが、
カジュアル面談を受けることにしたのは主にベンチャー企業だけにしました。
理由は単純で少人数のほうが個の力量が試されるし、与えられる裁量も大きく自身の成長も早いと感じたためです。
内定をいただいた2社のうち、面談の雰囲気や条件などを検討した結果、東京のGoとReactを扱う企業様の内定に承諾をしました。
最終的にはすべての条件を満たし、年収も選定基準を上回ることができました。
転職活動での気づきと学び
受けた選考は少ないですが、人生初の転職を経験しました。
学びがいくつかありましたので、今後転職される方々の参考になれば幸いです。
転職エージェント
- すぐに転職したい
- アピールしたいことがない
- 何から始めればいいのかわからない
という方は転職エージェントに依頼するのが最善かと思いますが、ある程度決まっていて時期を明確に決めていないのであれば、 全て自分自身で行うことをおすすめします。
高頻度で電話、メールするのが私の場合は億劫でした。
最終的には自分で動いていたほうがスムーズに進んだと感じました。
カジュアル面談
採用担当者またはエンジニアと話ができる面談です。
「選考に関係なく」とよく言われていますが、企業側はその分リソースを割いているのですから、
選考には多少影響があると考えて参加したほうが良いと思います。
私はスカウト経由のみだったので、実質、書類選考通過後のカジュアル面談でしたが、 カジュアル面談後に書類選考して落とされるというのはよく聞きます。
極力、書類選考を受けたあとにカジュアル面談をしたほうが良いと思います。
私が受けた中で1社だけ、代表取締役の方が直々に対応してくださることがありました。
異例ですが、そのまま「内定出します」と言われてびっくりです。
面談を行う前には
- 企業理念
- 事業内容
- どんな技術を使っているのかの把握
- 質問内容のリストアップ(最低2つ) を徹底しました。
面談後は選考に進むかどうかを連絡する流れになります。
履歴書と職務経歴書
しっかりと詳しく丁寧に書きましょう。
誤字脱字は絶対NGです。提出前は何十回も読み返しました。
職務経歴書は3ページ〜5ページが一般的とのことでしたが、私は最終的に5ページになりました。
転職エージェントに相談するのも手かと思います。
面接対策
聞かれることはある程度決まっています。
AIに聞かれそうなことをすべて出してもらうことをおすすめします。
私は自分ならこう答えるとAIに伝え、改善案を出してもらうことを繰り返し行いました。
ディスプレイの前で一人芝居を何度もやりました。
コーディングテスト
今回の転職活動でコーディングテストは一切受けませんでした。
対策をもしやるのではればAtCoderやPaizaを利用するのが良いと思います。
GitHub
Web系エンジニアならリポジトリを選考時に共有することはほぼ必須です。
といっても私のリポジトリは大学のときに作ったツールが4つ程度、他は全てプライベートリポジトリなのでそもそも採用担当者が見ることはできません。
なので、アピールする場としてはGitHubではなく、ポートフォリオサイトを用いました。
資格
あくまでも私の個人的な意見ですが、エンジニアにおいて資格はスペシャリストレベルでなければ持っていてもそこまで意味がないと思っています。
持っている資格は大学の時に取得したITパスポートのみ。当時は基本情報も取ろうと思いましたが、コロナの影響で中止になり、結局受けずに今に至ります。
今後機会があれば受けてみようかと思いますが、勉強する時間はおそらく個人サービスの開発に持っていかれることでしょう^^;
最後に
今回の転職活動を通じて、自分の中で定めた軸をブレずに持ち続けることの大切さを実感しました。
また、準備期間をしっかりと設け、妥協せずに納得のいくレベルまで仕上げることが成功につながると再認識しました。
これからもエンジニアとして成長し続け、多くの価値を提供できるよう努力していきたいと思います。
退職後もイベントなどで前職の方々とお会いする機会は多くあります。
私の場合は多くの方に最終日を見送っていただくことができました。
退職の際は、円満に進めることが大切だと感じました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。